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【第34号】アニメコンテンツで、人を呼び込む仕掛づくり|東舞鶴商店街連盟×特定非営利活動法人MCA
2019/05/01
赤レンガをバックにコスプレ姿を撮影
赤レンガをバックにコスプレ姿を撮影

「艦これ」イベントと連携して

2019年2月10日(日)、赤れんがパークを中心に舞鶴の街が、多くの来訪者で賑わいました。
誘引したのはシュミレーションゲーム「艦隊これくしょんー艦これー」に関連したイベント『砲雷撃戦よーい!四十七戦目舞鶴』。「砲雷撃よーい!」は、イベント運営団体「SDF」が主催し、「艦これ」に関する二次創作物(漫画、小説、グッズなど)の頒布を目的としたイベントで、2018年度は7月と今回2月の2回実施されました。

舞鶴は、旧海軍の鎮守府があった地としてゲームでも名前が登場する「聖地」であり、今回の開催は9回目。回を経るごとに、来場者も増えています。会場となった舞鶴赤れんがパーク一帯の趣ある佇まい、北吸港で目に出来る現役の艦艇、そして海産物などの地元グルメが魅力となり、コアなフアンから脚光を浴びています。遠くは、北海道や九州などからのリピーターも。

イベント自体は、艦これファンでつくる東京の民間団体「SDF」が国内や海外の各地で開催しており、舞鶴での開催にあたっては、NPO舞鶴クリエイティブアソシエーション(NPO法人 MCA(マカ)以下、MCA)内に設置された、舞鶴鎮守府実行委員会がいろいろな活動を進めてきました。実行委員会側が特に気を配るのは、来訪者へのホスピタリティ。同人誌イベントだけを目当てに来ていた人にも、舞鶴を楽しめるよう工夫を凝らしているとのこと。その熱意が伝わり、舞鶴人気はSNSを中心に口コミで広がってきています。また、数年前から前夜祭を開催し、イベントを盛り上げています。

▲2月9日の前夜祭、集まったのは約600人

 

▲2月10日 同人誌販売会の開場は、海上自衛隊訓練生の号令入場から   ▲コスチュームプレイを楽しむ来場者                              

▲同人誌販売会場。これはまだ序盤の頃、この後さらに多くの人で賑わいます

まか不思議なMCA

MCAは、舞鶴で歴史やアニメなどのコンテンツを活用してまちづくりを行う団体として、東舞鶴中心部の4商店街(八島、大門、七条、三条)の活性化を手がけてきました。

このようなアニメコンテンツのイベントを裏で仕掛けているのは、どんな人たちなのか?お会いすると意外や意外、アニメオタクの若者かと思いきや、みなさん熟年?の方々ばかり。どうしてこのような活動をするようになったのか、また、次々と新しい企画を生み出し、実行に移していく驚きのパワーはどこからくるのか、お聞きしました。

▲向かって左から(松井さん/MCA副理事長、日下部さん、塩見さん/MCA理事長、土田さん/MCA理事)

「もともとは2014年の「舞鶴まち博」で集まった人たちの中から、まちづくりと中心市街地商店街活性化は連動して行った方がいいのではないか?という思いのある有志で、NPO舞鶴クリエイティブアソシエーションを立ち上げました。2015年に「関西ネットワークシステムin舞鶴」、「艦これ」イベント、タイアップイベントとして「丹後天酒まつり」を同時開催したんです。MCAはそれぞれ個々が得意分野を活かして活動しています」と土田さん。

 MCAの理事長、塩見さんは舞鶴での第1回目の『砲雷撃線よーい!』をやってみて「意外にこのイベントには、人がやってくるもんやな。やっぱり舞鶴は『艦これネタ』か『海軍ネタ』でいけば、面白いまちづくりができるなと思った」「このメンバーでこれだけやってこれたのは、人のアイデアを批判しない、やる(挑戦する)ことを前提に、10の力を出して取り組んできたからこそできたんかな」とのこと。

メンバーきってのアイデアマン、松井さんは「赤れんがパークや引揚記念館などへの観光客に加え、『艦これ』関連イベントでの来場者がこれだけ増えているのだから、『海軍』をキーワードとした舞鶴らしいおもてなしを拡げていきたいんです」

「『艦これ』関連イベント目当てとはいえ、せっかく舞鶴に来てくれたのだから、胃袋も満たして帰ってもらわんと、と前夜祭に地元漁師や飲食店主などに声を掛けて飲食ブースを出店させ、舞鶴にちなんだ創作料理も出したところ、舞鶴は食べ物も美味しいとのことがSNS上で話題となり、『行くなら舞鶴』という人が増えた。特に今回のイベントでは一部の飲食ブースでは3時間待ちのところも出たみたい、飲食チームもがんばっている」

一般の観光客からも東舞鶴に来ても日常的にお昼を食べるところが少ないという声を聞いて、日下部さんはイベントの時だけでなく普段も無水カレー屋台を赤れんがパークに出している

商店街への流れをつくる

「『艦これ』の4つの鎮守府の内、舞鶴にしかないものを押し出さないと。軍艦通り(通りに軍艦の名前がついている)があるのは舞鶴だけやからねぇ」と土田さん。

その軍艦通りを女性キャラクター化し、その中の4つを等身大の像として作成されました。来ている人に楽しんでもらえるように、商店街のマスコットキャラとしてどんどん広め、舞鶴赤れんがパークなどに集まりがちな若者を商店街に呼び込む作戦です。

 

また、そのキャラクターを使ったお土産づくりにも力を入れています。

八島商店街にある「海軍御用達おみやげ館」には、続々お土産の新作が届いています。おみやげ館はギャラリーとしても開いており、海軍にまつわる企画展が開催されています。おみやげ館には、観光客だけでなく海上自衛隊教育隊員の集う場所としても親しまれているようで、松井さん(女性)は若い隊員からは母親のように慕われているとか。

             

                     ▲松井久美さん

「SNS等を駆使し、ローカルからの発信で人気を全国レベルまで引き上げられればと思う」、「イベントに来て、市街地にある商店街でものを買ったり、食べたりするようになるような動きをつくる」、「まちの風景を変え、人の流れをつくることでしか、いまの商店街の活性化はないと思う」等と精力的に活動されるMCAのみなさん、これからもその動きに注目していきたいですね。

                 

海軍御用達おみやげ館:https://www.facebook.com/kaigungoyoutashi/

 

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