開設の趣旨
京都府内には、約300の商店街がありますが、そのうち京都市の都心部や観光地を除く多くの商店街では、少子高齢化の進展やライフスタイルの変化等により、顧客減少やシャッター化が進展し、事務局機能や経済基盤が脆弱な商店街では、活性化事業に取り組むことも困難な状況にあります。
このため、商店街の実情に応じた、よりきめ細かな支援を行うことで、自力では事業実施が困難な、厳しい環境下の商店街等に対する支援を強化するため、官民一体により「商店街創生センター」を開設しました。
センターでは、職員が積極的に商店街に出向いて、商店街の現状やニーズをお伺いし、人や財源等の資源が厳しく、「何とかしたい」という思いがあっても一歩を踏み出せない商店街の皆様が、目標を持って、少しでも前に踏み出せるよう、ご一緒に取り組んでいきたいと考えています。
また、外部の人材や団体と商店街とをつなぎ、内側からでは気付かない新鮮な発想で、商店街の強みを活かした取り組みを行うことなどにより、来街者の増加など目に見える成果を生み出したいと考えています。
こうしたことを通じて、1つでも多くの商店街が元気になり、さらに、商店街を核に、地域が元気になることを目指していきます。
ロゴについて
重層的な商店街の構造を支援する
どんなに小さくても、重層的な構造を築き上げてきた商店街。商店街創生センターでは、時代の流れとともに消費者の足が遠のく商店街の現状を調査し、縦や横(近隣の商店街や大学)といった繋がりを作り出すことで、新たな商店街の在り方を築くためのきっかけづくりを支援していきたいという想いが込められています。